内容
20年前に狭心症を患い、15年前にバイパス手術を受けました。
それから10年以上は何もなかったのですが、5年ほど前に狭心症が再発し、再度バイパス手術をして現在に至っております。
医師から診断書をいただいたところ、「現在は軽微ではあるが、いつ何時心不全をきたすか余地できないため、日常生活においても注意が必要であり、日常生活に著しい制限をきたしているため労働できる状態ではない。」という内容でした。
心疾患による障害は、弁疾患、心筋疾患、虚血性心疾患、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患に区分されています。
ここでは、弁疾患と心筋疾患について1級~3級が決まる基準のご説明をさせていただきます。
等級 | 症状 |
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1級 | ・病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状を有し、かつ、2Mets未満に該当するもの |
2級 | ・人工弁を装着術後、6ヶ月以上経過しているが、なお病状をあらわす臨床所見が5つ以上、かつ、異常検査所見が1つ以上あり、かつ、2~4Metsに該当するもの |
3級 | ・人工弁を装着したもの |
※Metsとは、座位姿勢時に必要な酸素摂取量を1Metsとし、日常生活の活動がどの程度心臓に負担がかかるのかを判断するための、身体活動や運動強度の指標のことです。
たとえば、平地歩行は3 Mets、入浴は4~5 Mets、階段昇りは6Metsとなります。
等級 | 症状 |
---|---|
1級 | ・病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状を有し、かつ、2Mets未満に該当するもの |
2級 | ・異常検査所見の左室駆出率(EF)40%以下かつ、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、2~4Metsに該当するもの |
3級 | ・EF値が50%以下を示し、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ、一般状態区分表の3~6Metsに該当するもの |
※臨床所見(診断書では「無」・「有」)
自覚症状動悸、呼吸困難、息切れ、胸痛、咳痰、失神
他覚所見チアノーゼ、浮腫、頸静脈怒張、ばち状指、尿量減少、器質的雑音
20年前に狭心症を患い、15年前にバイパス手術を受けました。
それから10年以上は何もなかったのですが、5年ほど前に狭心症が再発し、再度バイパス手術をして現在に至っております。
医師から診断書をいただいたところ、「現在は軽微ではあるが、いつ何時心不全をきたすか余地できないため、日常生活においても注意が必要であり、日常生活に著しい制限をきたしているため労働できる状態ではない。」という内容でした。
ご自身の申立でも、日常的な家事をするにも息切れや胸痛があるため動けず、つらい状況にあるということでした。
障害厚生年金を請求した結果、2級に認定されました。
労働ができない、ということは日常生活において金銭的にも、精神的にも追い詰められます。
少しでも家計の負担を減らすことができた、と少し安心していらっしゃいました。
勤務中に胸痛発作で倒れ、救急車で病院に運ばれました。急性心筋梗塞のため緊急入院となり、すぐに経皮的冠動脈形成術を受けました。
退院したものの、安静にする必要があり会社を長期にわたって休職せざるをえなくなりました。
日常的に息切れがあり、不整脈、動悸、胸痛がひどく、1日中寝込んでいる状態です。
その後、狭心症の症状がひどくなり、再度手術をして仕事に復帰したものの、体調が悪い日が続き再び休職しています。
申請結果、障害厚生年金2級の認定決定通知が郵送され、申請した翌月分から障害年金の受給ができました。
子供の頃から動悸や息切れ、胸痛、咳がひどく、痰もでていました。普段から呼吸することもつらく、運動などとてもできる状態ではありませんでした。また、その頃から器質的雑音がありました。
17歳の時に、大動脈弁置換術を受けました。
医師の診断では家族の援助を要し、就労は困難、将来的に悪化すると言われています。
通常の判定では人工弁装着の場合は3級相当ですが、病歴状況申立書にて日常の支障を詳細に記述した事、医師の労働能力及び予後のコメント等が考慮され、障害基礎年金2級の認定を受けることができました。
以前から日常生活の中でも息切れがひどく、気になっていました。
病院に行き、精密検査を受けた結果、特発性拡張型心筋症と診断されました。
その後、階段の上り下りがきつく、荷物を持つことができなくなり、家族の助けが必要になってしまいました。
しばらくして、息切れ、胸痛の症状が悪化し入院しました。その時に心臓ペースメーカーの装着手術を受けています。
結果、障害厚生年金3級の認定を受けることができました。