障害年金の納付要件で「初診日の前日まで」とありますが、
なぜ「前日まで」でしょう？
 
なぜ…なぜ？言われてみれば何やら理由がありそうですが、
そういうものだと思ってしまってすみませんでした。
 
ヒントは、年金は保険のようなものだよ。
 
保険は万が一の出来事に備えておくもの＝あらかじめ加入しておくもの…
だから前日？なんかしっくりこないですね。
 
例えば身近な保険では自動車保険があるけど、
万が一の事故に備えてあらかじめ加入して、保険料を支払うよね。
もし事故が起きた時にその保険により補償がされるけど、
当然事故が起きた時に加入していなければ何の補償もされないでしょ。
 
ですね。
 
もしも事故が起きた後に加入できてしまったら…
あらかじめ加入する必要はないし、何事もない間は保険料を支払う必要もないから、
事故が起きてから急いで当日に加入すれば補償されちゃうでしょ。
(自動車保険の詳しいことは知らないけど)
 
そりゃ、それができちゃったら“あらかじめ”わざわざ起きるかどうかもわからない保険に加入して
保険料を支払う必要はないですよね。
そもそもそれじゃ保険は成り立たないですね。
 
障害年金についても同じことで、
もし納付要件が「初診日当日までに年金を納付」だとしたら、
障害を負うような出来事があった場合、その日のうちに急いで納付すればいいことになっちゃうでしょ。
 
なるほど。
当日納付は時間によっては可能だけど、前日までの場合なら時間を遡って納付することは不可能だから、
公平性を保つためにも「初診日の前日まで」でないとダメってことなのね。
ちゃんと「前日」に理由がありました。